曇りすごーく時々晴れ間2   
うつの特別支援学校のせんせいでシングルマザーのひかりがアスペルガーのたらこ、わんことの泣き笑い生活をつづります。
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切ない話 障害を持つ子の家族
今日は一日、雨やみぞれが降る寒い一日でした。
さすがに今日は散歩なし。でもわんこも寒いのでこたつの番をしています。

今朝、同僚の先生が
「ひかり先生、これはどうでしょう?」とパソコンを見せてくれました。
何かと思ったら昨日のスキルスクリーン。
考えたのは、パワーポイント。
スライドに「あお 5つ」とか「しろ 3つ」と入れておいて、生徒はその指示ができたら、自分でエンターキーを押して、次の指示を見るわけです。
スキルスクリーンの図は小さくて、色が付いていなくて、記号で色の違いが表されているので、自分でみていくのは難しいからそれをスライドにして少しずつ自分で見ることができるようにするわけです。
ふーん、いいんじゃない?
自分で次のエンターキーを押すかどうか、字の表示で分かるかどうかなど細かいことはありますが、パワーポイントをうまく使うという発想は面白いと思います。いろいろ使えそうですね。

さて、今日は憂鬱な天気に見合う切ない話を聞きました。
うちのクラスの生徒で多動な生徒がいて、「自閉さんの行動を落ち着かせるのはなかなか難しいですね」という話を先輩に話したのですが、こういう話があるよ、と。
もう何年も前の話。
その生徒は自傷があり、不安定になると大きな声を出したのだそうです。
学校でも大変でしたが、教師から見れば他にもそういう生徒はいて、特別大変だとは思わなかったそうです。
でも家では、昼も夜も大きな声を出し、暴れるお子さんにずいぶん疲れておられたそうです。
その子にはお兄さんがいました。
その年、大学受験。
その子もパニックも頻繁になっていたそうです。
そして、そのお兄さん、大学すべて不合格。
最後の発表の後、家に帰ってきたお兄さんは、その子をぼこぼこに殴ったのだそうです。
「大学に落ちたのはお前のせいだ」と。
泣きながら殴るお兄さんをご両親は止められたなかったそうです。
その後、その子はお兄さんがいるところでは決して大声を出さなくなったのだそうです。

何が切ないといって、この話をご両親が話されたときに「お兄さんがいればパニックを起こさなくなってほっとしている」というような文脈の中で語られたことです。

私もこれまで他害や破壊などいろんな生徒に会ってきました。でも私たちが思う以上に一緒に生活しているお家の方の気持ちはつらいと思います。
私には、この話のおやごさんに「それはないでしょう」と言い切ることができません。
教師だけがその生徒のことをわかっているように思ってはいけない、と思い、胸がふさがれるような気持ちになったのでした。

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テーマ:特別支援学校教育 - ジャンル:学校・教育

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